フィールドラベル NFPA790/NFPA791

フィールドラベル

フィールドラベル サービス

アメリカ、カナダ向けの産業機械では、現地の労働安全衛生検査官であるAHJ(Authority Having Jurisdiction)が、第三者認証機関であるFEB(Field Evaluation Bodies)による評価を必要とする場合は、FEBによるフィールドラベルを貼り付ける必要があります。

フィールドラベルの貼付けは、州や地域のAHJによる受け入れ検査の前に、FEBによる現地評価(フィールドエヴァリュエーション)を要請している場合に限り、実施されるものです。

製品が設置される州や市などの地域によっては、FEBによるフィールドラベルの貼付けまで求められない場合もありますが、大都市や大手企業などを管轄するAHJによっては、フィールドラベルの貼付けが必要とされることがあります。

例えば、自動車機械のライン設備やプラント設備などで、多数の人命に関わる、または大きな経済的損害を与えるような事故が起こるかもしれないような製品に対しては、安全性についても厳しく評価されます。

NFPA70(NEC)、NFPA79、UL508A等の規格対応

フィールドラベルの認証は、NFPA790「第三者フィールド評価機関の能力に関する基準」の能力を持つと認められた認証機関(FEB)だけが行うことができます。

NFPA790の認定を受けたFEBは、NFPA791「ラベルされていない電気機器評価の推奨実施手順」という規格を基に、フィールドラベル認証を行うことになっております。

FEBは、OSHAが認めたNRTLであるケースが多く、このFEBによる審査を受けてAHJが承認するという流れになります。

ここで用いられる技術基準NFPA791の要求は、非常に抽象的な内容であり、具体的にはその機械製品に適用されるNFPA70、NFPA79、UL508Aといった規格要求を満たしていくことになります。

イーエムテクノロジーでは、これらNFPA79、UL508Aといった規格要求に適合できるように具体的なアドバイスを含めた技術コンサルティングを行っております。

現地FEBとの手続きなど、すべてお任せください

イーエムテクノロジーでは、現地FEBと協力して、フィールドラベル適合まで一貫した技術サービスを提供しております。

当社では、現地審査を受ける前に、予め日本国内で現地審査機関FEBが行うプリチェックを行っており、国内の設計段階から、より細かい技術サポートが可能です。

FEBは、独立した立場から適合判定を行う認証機関であるため、適合のためのコンサルティング行為は固く禁止されております。

これに対し、イーエムテクノロジーは、フィールドラベルを現地で貼り付けるために必要となる製品設計/製造対応についてのコンサルティングサービスを行っております。

規格適合のための技術的なサポートから、現地FEBやAHJとのやり取りを含めた対応まで、トータルサービスを行っておりますので、フィールドラベルが必要なお客様は是非一度、ご相談頂ければと思います。

現地FEBから直接トレーニングを受けた弊社の製品エンジニアが対応しますので、現地FEBとのやり取りも日本でスムーズにこなすことが可能です。

お客様の手を煩わせることなく、フィールドラベルを貼り付けることができます。

フィールドラベルの貼付けまでの主なステップ

 フィールドラベルの貼付けまでの主なステップは、次の3ステップになります。

日本国内とアメリカ現地で必要になる検査について

① 規格適合のための事前コンサルティング(日本国内)

まず最初に、お客様の製品が、規格要求に対応できるようにするためのコンサルティングを行います。

適用される法令/規格の説明、製品構造の確認と対策、必要となる文書類、現地フィールドラベルの貼り付けまで、全体像を把握して頂く段階になります。

・現地フィールドラベル貼り付けまでのステップ、概要説明

・お客様の製品仕様を確認し、適用される規格の要求事項を解説、適合のためのコンサルティングの実施

・リスクアセスメントの実施

・機械的構造、電気構造の確認、適合のためのコンサルティングを実施

・安全回路の構築についての確認

・必要資料のご説明

② 予備検査(日本国内)

イーエムテクノロジーは、提携先である現地審査機関FEBからインスペクターとして認定されております。

当社の提携先でフィールドラベル認証を行う場合は、予め現地FEBに内容を確認してもらいながら実施していきますので、現地で指摘されて設計変更しなければならないということはありません。

実機による評価/試験の実施

法令/規格に適合した製品構造になっているかどうか?実機をもとに、規格評価、電気試験、EMC試験を行います。

試験結果は、イーエムテクノロジーが「テストレポート」としてまとめて作成します。

これらのテストレポートがそろっていることで、現地審査をよりスムーズに行うことができます。

現地FEBへの申請手続き

現地審査機関FEBに日本国内で行った予備検査テストレポートの送付、FEB検査官の手配、AHJへの通知、スケジュール調整など、現地FEBへの申請手続きを行っていきます。

イーエムテクノロジーの提携先である現地FEBと直接やり取りしていきますので、お客様にお手間をかけずに進めていくことができます。

③ 最終検査(アメリカ、カナダ現地)

・現地FEBによるフィールド評価

日本国内で行った予備検査レポートをもとに、現地FEBへ内容説明を行い、最終検査を行っていきます。

現地FEB検査官への説明、技術的なやり取り、スケジュール調整などは、イーエムテクノロジーが行いますので、スムーズに進めることができます。

・AHJによる認証

FEBによる審査の結果、現地AHJによる認証を受けます。

・フィールドラベルの貼り付け

AHJの認証後、製品にフィールドラベルを貼り付けます。

関連ページ「安全評価サービス」

関連ページ「NFPA79,UL508A,CSA C22.1,SPE-1000等の適合支援」

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